重りの重さが正確でなければ計測物にずれが出る

分銅の校正を必要とする理由ですが、通常計測に用いる重り側に何か不純物が引っ付くと値自体に狂いが生じます。この値の狂いをなくすことが重りのメンテナンスになり、重り側を綺麗にすることできちんとした値を示そうとするのが重りの重さを正確に計測する機関の役割です。逆を返せば、重りの値がどうでもよい、つまり正確な値を求められていない工業製品においては別に重りをきちんと正常な値を示せるよう天秤に乗せる重りの不純物を取り除く必要性はないと言えます。

不純物があることで問題になるのは事業者側

では、分銅の校正を行ううえで、重り側の不純物を取り除かない場合、何が起きるかですが、これは事業者の信頼の低下が起こりえます。何故なら、事業者側は正確な計測器を用いて重り側と測定を行う物体が釣り合うかどうかで対象は同じであるとした場合この値が狂えば物体に含まれるもの自体にずれが生じてしまいます。その為、食品の場合は添加物などの割合がずれてしまい、健康被害を出してしまった場合においては問題となるのは事業者です。その為、正確な値に近づけることが事業者には求められており、値をできるだけ正確にしたうえで、計測器を用いて食品づくりを行うのが望ましいのです。無論、添加物だけに限らず、食品の場合、量がずれることで信頼の低下に繋がる者はまだ存在しており、例えば食感に関わる物であれば調味料の分量などの量も計測器で測定しているのであれば、測定記録がずれてしまう重りの不純物の付着は問題であると言えます。

第3者が測定することに意味がある

分銅の校正ですが、これは、自社で重りの値が正常であるかどうかを調べて調整するのではなく、調整を主としている事業者側が行うことに意味があります。何故なら、事業者側が重りの校正を行った場合、計測器と合わせて調整を行う必要性があり、事業者側が有利になるよう計測器と重りを調整することも考えうるからです。逆に、専門の機関は、重りや計測器の調整においては公平性が求められており、公平であるが故、信頼を意味する計測器や重りの認定マークを日本が発行するため企業と計測器などの調整を行う期間は癒着関係があってはいけないのです。これが第3者が測定することに意味がある理由で、自社で調整を行った場合、考えられるケースが自社に有利に働く調節を行うことにあり、第3者が介入することで計測機器が正しく動作していることを証明してあげる必要性があります。

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